最近では在宅が流行っていることもありホームジムを作る人が本当に多くなってきていますよね。
そこで問題になってくるのが床が大丈夫なのか?という問題。
「パワーラック置きたいけど床が抜けないか心配」
「どのくらいの重量に耐えられるんだろう」
「ベンチプレス100kg置いても大丈夫だろうか・・・」
などなどトレーニーの心配は尽きません。結論としては
- 床が抜ける人はウエイトを落としてる人が多い
- 400kgが床の抜けないギリギリの重量
- 1部屋に200kg前後が妥当
- パワーラック、マシン、ベンチプレスは単体で置いても問題なし
- ウエイトを使う場合はコンパネ、マットで補強
上記の結論に至ったので本記事では建築基準法と合わせて詳しく見ていきます。

どのくらいで床が抜けるのか事例つきで解説
本記事の内容
- 家の床の耐荷重は?
- 床が抜けた事例
- 置くことが出来るマシンの数
- 床が抜けない対策方法
私自身トレーニーでホームジム計画は立てていますが建築関係の仕事はしていないのであくまで目安としてお考えください。
通常の建築法で建てられた住居であればマシンを1つ置いたぐらいじゃ床は抜けません。
ダンベルやウエイトを落としたり1点集中で重さをかけない限りは床が抜けないと思っていただいてOK。
もくじ
ホームジムで床が抜ける重さ
ホームジムを作る際の基準としてあなたの部屋が何キロまで耐えられるのか見ていきましょう。
- 1畳の大きさの規定
- 建築基準法の耐荷重
- 当てはめて計算
部屋の広さによって耐荷重が変わるので、まずは建築基準法で定められている耐荷重と部屋の広さを見ていきましょう。
1畳の規定【1.62㎡】

まず1畳と言われている「畳の1枚分の広さ」は地域ごとに違います。

知らなかった・・・

住んでる地域によっても変わってくるな
京間(西日本エリア):191.0cm× 横 95.5cm=1.82m2
中京間(東海エリア):182.0cm× 横 91.0cm=1.65m2
江戸間(東日本エリア):176.0cm× 横 88.0cm=1.54m2
団地間(エリアに関係なく多くの団地で採用):170.0cm× 横 85.0cm=1.44m2
引用:SUUMO住宅用語大辞典
施工会社や商品、企画によってもサイズが異なってくるので詳しく計算したい人はメーカーに問い合わせが確実。
不動産広告の表示規約では「畳数で表示」する場合は1.62㎡以上が義務付けられているみたいですね。
建築基準法の耐荷重【180kg/㎡】

建築基準法に耐荷重は「1㎡あたり180kgに耐えれる構造」となっています。
単純に1㎡に180kgしか置けないのではなく部屋全体として計算。
- 1畳=1.65㎡前後(地域、メーカーによって変動)
- 6畳=1.65✕6=9.9㎡
- 9.9✕180=1782kg
耐荷重としては6畳の部屋は1782kgまで耐えられるという計算になります。
ですが実際にパワーラックやベンチプレス、マシンなどを置くスペースはいくら部屋が広くても置く場所は2〜3畳程度。
そう考えると400kg前後がギリギリセーフと考えられますが床のゆがみや凹みを考えると250kg前後までが安心かなと思います。
- 250kgを超えると床が歪むかも
- 200kgを超えたら補強
参考:日本建築構造技術者協会

ケーブルマシン1台とちょっとしたウエイトぐらいなら置けるね
ホームジムの器具の重さ
ここからはホームジムを作るにあたってトレーニングに使う器具の重さを見ていきましょう。
- ケーブルマシン
- パワーラック
- ベンチプレス
- チンニングバー
上記のマシンを参考までに調べてみました。
大型マシン

大きさ | 3畳 |
重さ | 230kg前後 |
ホームジムを作る際に1番重いんじゃないかと思われるケーブルなどが付いている多機能マシン。
多機能になればなるほど重くなりますが写真のマシンでも230kg程度。
許容範囲内ですがジムマットなどのクッションを敷いてあげたほうが床も喜びます。
パワーラック

大きさ | 3畳 |
重さ | 100kg前後 |
パワーラック自体は100kg以下の物が多い。ですが問題は筋トレに使うプレートの重さ。
バーベルとプレートを合わせて150kg程度ならパワーラックと合わせても200kg程度なので十分許容範囲かと。
BIG3を鍛えたい方も検討出来ますね。
ちなみにパワーラックを置いている人はゴムマットを下に敷いたりしている人が多いです。
ベンチプレス

大きさ | 3畳 |
重さ | 30kg前後 |
ベンチ自体の重さは30kg程度となっていますので100kgのプレートをつけても問題なしです。
「ベンチプレスで100kg」にホームジムでチャレンジ出来るのは嬉しいですよね。
チンニングバー

大きさ | 2畳 |
重さ | 15kg前後 |
チンニングマシンはベンチプレスとパワーラックに合わせて置いても問題ない重量。
写真の様なガッシリしたチンニングマシンでも15kg程度しかないので何も考えずに置けます。
ここからは実際にホームジムを作っている人の事例を見ていきましょう。
床が抜けた口コミとホームジム例

自宅のホームジム事例と床が抜けたというSNSの口コミも見ていきたいと思います。
- SNSにあがっているホームジム
- 床が抜けた口コミ
1ずつ解説
SNSで見るホームジム
こちらはラックとウエイト合わせて200以上はありそうですね。
マットを敷き、その上にコンパネを敷いて補強を入れています。
床は抜けないと思いますがここまで大型の物だと流石に補強が必要でしょう。
軽く見ても400kgは超えていそう。
ここまで来ると建築の段階で床自体の補強が必要になってきます。
よく見るとタイルの上にゴムマットを敷き詰めていますので下地はコンクリートかもしれませんね。
パワーラックにウエイト、ベンチ、ローイングマシン、エアロバイクらしきものが見えます。
合わせて300kg前後かと思いますがホームジムだとこのぐらいが限界だし丁度いいんじゃないでしょうか。

このぐらいが丁度いいな

ホームジムの理想形だね
ここからは自宅で筋トレ中に床が抜けてしまった実例をご紹介。
床に穴が空いてしまった例
100キロのバーベルを落として築0年の床に穴が空いてしまったようですね・・・
築0年だと100キロのバーベル程度では床に穴が空くことはありません。
口コミを見ていくと落として穴を開けてしまった人がほとんどです。
このツイート主も筋トレ器具を落として穴を開けてしまった様子。

汗で手が滑ったり無理な重量を上げようとすると落とすんだよな

自宅トレは細心の注意が必要だね
ウエイトを扱う時点で補強すべき

ウエイト使うなら床を守りましょう。
- チューブやアブローラー=補強いらない
- ダンベルやバーベル=補強必須
軽いウエイトトレーニングを始める時になったら万が一の時のために床にマットを敷くなりの配慮が必要。
穴を開けたくないならダンベルを購入した時点でジムマットも一緒に買っちゃいましょう。
ホームジムで床に穴を開けない対策

ホームジムを作っている人は皆さん床を傷つけないように対策をしています。
- マシン、ラックを置く場合=マット+コンパネ
- バーベルを置く=マット
- ダンベル、ウエイト=マット
重りを購入したらマットぐらいは敷きましょう。
【クッション性】ジムマット

ダンベルを落とした時の保護のためにもジムマットはマジでおすすめです。
- ヨガマットとしても使える
- 厚さ1cm〜2cmがおすすめ
- クッション性抜群
- 部屋の形に合わせてカット出来る
大きめのヨガマットを買うくらいならジムマットのほうがコスパが良いですよ。
【衝撃分散】コンパネを敷く

ジムマットやラバーマットを敷いた上にコンパネを敷くことで衝撃や重さを軽減してくれます。
- 板なのでマシンが安定する
- 衝撃、重さが分散
- 床に傷をつけない
ホームジムの口コミの所でもみることが出来ましたがマットの上にコンパネを敷いている人が多かったですよね。
マシンが安定するし、ダンベルなどを落としても穴に開が空くことは無いし傷もつきません。

コンパネはホームセンターで探そう
ホームジムは床を抜かない対策を

ホームジムで床が抜けた事例と実際にホームジムを作っている様子を見てきました。
- ホームジムを作るなら1部屋に200kg前後がおすすめ
- 限界値は400kg
- マシンを置くぐらいなら床は抜けない
- ウエイトを落として穴が開く人がほとんど
- マットやコンパネで補強をしよう
ホームジムはトレーニーの憧れですよね。
ベンチプレスやケーブルマシンが置けるとわかったので床が抜けないように補強しつつ自宅トレに励んでいきましょう。
トレーニング環境が整えばジムに行く時間も減らせるし、筋トレしたくなったら即出来るので良いことばかりです。
ではでは今回はこの辺で・・・・
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